仏自動車部品大手のフォルシアが22日発表した2010年上半期（1-6月）決算は、最終損益が前年同期の3億6,460万ユーロの赤字から1億190万ユーロの黒字に転換した。世界的な自動車需要回復の恩恵を受け、営業損益も1億7,360万ユーロの赤字から2億1,650万ユーロの黒字に大幅改善した。
\製品売上高は前年同期比33.2％増の53億5,440万ユーロに拡大した。地域別で見ると、主力の欧州が前年同期比20.5％増の36億1,800万ユーロ、北米が88.5％増の9億5,150万ユーロ、南米が29.6％増の2億5,300万ユーロ、アジアが69.8％増の4億4,230万ユーロとすべての地域で増収となった。製品別では、自動車用シートが28.8％増の22億270万ユーロ、内装品が46.3％増の6億7,000万ユーロ、エギゾースト・システムが43.3％増の12億220万ユーロ、エクステリア部品が26.7％増の5億8,440万ユーロにそれぞれ拡大した。
\フォルシアは上半期の決算が好調だったことを受け、10年通期の営業利益目標を2月に設定した2億ユーロから3億4,000万ユーロに、売上成長目標を前期比4％から13～16％増にそれぞれ上方修正した。
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