独高級車メーカーのBMWは4日、ハイブリッド高級スポーツカーを2013年に市場投入する計画を発表した。3気筒のディーゼルエンジンと電気モーター2基を搭載する。ディーゼル車の需要が小さい米国やアジア市場向けにはガソリンエンジンを搭載することも検討している。
\BMWのクラウス・ドレーガー取締役（開発担当）は同モデルについて「相当の規模を生産する」と述べ、小規模生産にとどめる意向はないと強調した。価格はグループブランドであるロールス・ロイスよりも低く設定する方針。
\BMWは同モデルを2009年のフランクフルトモーターショーにコンセプトカー「ビジョン・エフィシェントダイナミクス」として出展した。0～100km／hの加速性能は4.8秒。軽量部品の採用により車体重量を軽くしたほか、空気抵抗を減らしたデザインにより、走行100km当たりの燃費は3.8リットル、走行1km当たりの二酸化炭素（CO2） 排出量を99グラムに抑えている。
\BMWは2013年に電気自動車「メガシティ・ビークル（MCV）」を発売する計画。同社はこれらエコカーの市場投入により、排ガス規制の厳格化に対応するとともに、販売規模で2020年までに200万台の達成を目指す。今年は約140万台を販売する見通し。
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