欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表した欧州連合(EU、マルタ、キプロスを除く)の11月の新車販売(登録)台数は106万9,268台となり、前年同月から7.1%減少した。4月から8カ月連続の低迷となったものの、落ち込みは10月(16.6%減)と比べると小幅にとどまった。1~11月の累計は1,234万9,743台となり、前年同期比を5.7%下回った。
\主要国では、ドイツが6.2%減、フランスが10.8%減、英国が11.5%減と10%前後にとどまった一方、イタリアは21.1%減、スペインも25.5%減と大幅な2ケタ減となった。
\主要メーカーでは、最大手のフォルクスワーゲン(VW)グループが5.9%減少した。グループブランドではシュコダ(10.9%増)とアウディ(2.5%増)が健闘したものの、中核のVWブランドが14.5%減と振るわなかった。
\高級車メーカーでは、BMWグループが18.7%増と好調で、BMWブランド単独では19.8%増を確保した。ダイムラーグループは、メルセデス・ベンツが6.2%増となったものの、超小型車ブランド、スマートが21.7%減と振るわず、全体では2.2%増にとどまった。
\日本車は三菱自動車が68.2%増となったのを除いていずれも前年実績を下回った。
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