仏プジョー・シトロエン・グループ（PSA）のフィリップ・バラン最高経営責任者（CEO）は6日、2010年の世界販売が前年比13％増の360万台となり、過去最高を更新するとともに、利益目標の15億ユーロを達成したことを明らかにした。
\バランCEOは11年の欧州自動車市場の見通しについて、全体として安定的に推移するものの、本国フランスでは自動車買い替え支援策が終了した影響で販売が10～13％の幅で縮小するとの見方を示した。
\欧州市場はPSAグループの売上高の7割近くを占めるが、バランCEOは今後、中国やインドなど新興市場での販売を拡大する方針を示している。昨年発表した中国の長安汽車との合弁事業については、今年第1四半期中に最終合意できる見通し。現地生産の拡大により、同国の自動車市場におけるシェアを昨年の3.3％から8％に伸ばすことを目指す。また、インドでも工場の建設計画を進めているとした。
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