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2011/2/18

一般・技術・その他 (旧)

英ノースイースト・イングランド、EV向けの急速充電インフラを整備

この記事の要約

英ノースイースト・イングランドのゲイツヘッドにある欧州最大級のショッピングセンターMetrocentreで14日、同国では初めてとなる一般者の利用可能な電気自動車(EV)用急速充電装置が披露された。これは、ノースイースト […]

英ノースイースト・イングランドのゲイツヘッドにある欧州最大級のショッピングセンターMetrocentreで14日、同国では初めてとなる一般者の利用可能な電気自動車(EV)用急速充電装置が披露された。これは、ノースイースト・イングランド地域開発機関One North Eastによるプロジェクトの一環で、このほか11カ所(計12カ所)に同様の充電装置を設置する計画。

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今回設置された50kWタイプの急速充電器は、日産「リーフ」や三菱「アイミーブ(i-MiEV)などのEVを20~30分間で空の状態から約80%まで充電できる。3kWの充電器ではフル充電に8時間、7kWでも4時間かかるのに比べ充電時間を大幅に短縮できる。急速充電ステーションの設置により、EV利用者の走行中の電池切れに対する不安を軽減することが期待される。

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Metrocentreは2年前に国内初のEV用充電スポットを設置しており、EVの充電インフラの整備を積極的にサポートしてきた。同ショッピングセンターのスティーブ・ビバリー・サステイナブルトラベルマネージャーは今回の措置について、「我が社は常に利用客がショッピングセンター内で新たな体験ができるよう研究している」と述べ、今回の充電装置はその実用性だけでなく顧客に環境負荷の低い移動手段への認識を高める効果もあるとしている。

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英国政府は、充電インフラ整備を支援するイニシアチブ「Plug-In Places」を実施しており、今回のプロジェクトは同計画の一環として位置づけられる。

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One North Eastは残り11基の設置場所を検討中で、主要道路、大都市圏に近い、アクセスの良い場所を探している。One North Eastは装置の購入・設置費や5年間のメンテナンス費用を負担する一方、プロジェクトのパートナーは駐車スペースを提供し、電気代を負担することが求められる。

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