独高級車メーカーBMW傘下の超小型車ブランドMINIは、コンセプトカー「ロケットマン」を3月のジュネーブモーターショーで披露する。現行モデルに比べ、小型かつ軽量化している。同社では市場の反応を見て量産化を決める方針としている。
\ロケットマンは、大型化してきた現行モデルと比べ小型で、全長は1959年の初期モデルを若干上回る3.419m。幅はサイドミラーも含め1.907m、高さは1.398m。3ドア、3+1シートタイプだが、シート数は2~4シートに変更できる。
\軽量なカーボンスペースフレーム構造を採用しており、同フレームの表面が一部見えるデザインとなっている。また、シートにも軽量構造を採用しているという。
\また、オーディオやナビゲーションシステムのユニットは取り外しが可能で、コンピューターに接続し、目的地や音楽プログラム、連絡先などのデータを入力できるようになっている。
\超小型車市場は今後競争が激化する。アウディは親会社フォルクスワーゲン(VW)の「ポロ」のプラットフォームを活用した小型車「A1 」を生産している。また、ダイムラーの超小型車ブランド、スマートは仏ルノーと協力して新モデルの開発を進めている。VWも2013年にミニカー「Up!」を発売する計画だ。業界では「ロケットマン」は「Up!」の対抗モデルとなるとみられている。
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