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2011/3/4

企業情報 - 自動車メーカー

BMWとPSA、ハイブリッドシステムの合弁に1億ユーロ投資

この記事の要約

自動車大手の独BMWと仏PSAプジョー・シトロエンは2月28日、ハイブリッドシステムの構成部品などを開発・生産する新合弁会社「BMW Peugeot Citroen Electrification」に1億ユーロを投資する […]

自動車大手の独BMWと仏PSAプジョー・シトロエンは2月28日、ハイブリッドシステムの構成部品などを開発・生産する新合弁会社「BMW Peugeot Citroen Electrification」に1億ユーロを投資する計画を発表した。また、ミュンヘンで研究開発し、フランスのミュールーズで生産する方針も明らかにした。

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新合弁会社はカルテル当局の認可を得て、第2四半期(4~6月)にも事業を開始する予定。同合弁会社が生産した部品は2014年から両社のハイブリッド車に搭載される見通し。

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合弁会社では、バッテリーパック、電気モーター、発電機、パワーエレクトロニクス、充電装置を開発・生産するほか、ハイブリッドシステムの制御ソフトウエアを開発する。

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合弁事業を通して、PSAは高級車メーカーであるBMWの生産技術を吸収できる利点がある。これに対し、BMWは生産規模が小さいことから、欧州2位の販売規模を誇るPSAとの協力により規模のメリットを確保することができ、開発や生産のコスト負担を軽減することができる。

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合弁会社の従業員数は年内に約400人となる見通し。2014年から生産が本格すると、仏工場の雇用規模は約250人となる。合弁会社の従業員は主に両社から送り込まれるが、エレクトロモビリティーやエレクトロニクス分野を中心に100人を外部から新たに採用する予定。

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