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2011/4/8

一般・技術・その他 (旧)

クラシックカー見本市「テクノクラシカ」、盛況のうちに閉幕

この記事の要約

ドイツのエッセンで3月30日~4月3日まで、世界最大のクラシックカー見本市「テクノクラシカ」が開催された。約1,200社が参加し、展示スペースはほぼ埋まった。来場者数は約18万人だった。\ 見本市運営会社S.I.H.A. […]

ドイツのエッセンで3月30日~4月3日まで、世界最大のクラシックカー見本市「テクノクラシカ」が開催された。約1,200社が参加し、展示スペースはほぼ埋まった。来場者数は約18万人だった。

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見本市運営会社S.I.H.A.のシュテファン・エック社長はクラシックカー市場について、生産から20年以上の「ヤングタイマー」や同30年以上の「オールドタイマー」は販売業者だけでなく部品、保険・リース業界でも重要性が増していると指摘。国際クラシックカー連盟(FIVA)によると、欧州のクラシックカー市場は売上高で190億ユーロの規模に達している。ドイツの市場も55億ユーロとなり、5年前に比べ20%拡大している。また、ドイツではオールドタイマーの保有台数が自動車で33万5,000台、自動二輪で26万5,000台となり、10年前と比べ104%増加している、という。

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大手自動車メーカーも同見本市に出展し、クラシックカーを通して自社の歴史を披露した。メルセデス・ベンツは「自動車誕生125周年記念」をテーマに出展。アウディは「クワトロ」シリーズ、フォルクスワーゲン(VW)は「ゴルフ・カブリオレ」、オペルは「GT」を展示した。

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また、同見本市では約2,500台のコレクターカーの販売やオークションが行われた。元レーサーのジョン・サーティース氏所有の「メルセデス・ベンツ300SL」が人気を集めた。落札価格は30万~40万ユーロとみられている。また、クラシックカーのエントリーカーとされる「フォルクスワーゲン・ビートル」や「オースティン・ミニ」、「オペル・カデット」などは1万ユーロ以下で買えるという。

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