韓国の起亜自動車はこのほど、ドイツの首都ベルリンでの販売を強化するため、現地のフォード車ディーラーDinnebierと提携した。今後、シュツットガルトなど他の都市でも、地域の有力ディーラーと提携し、販売を強化する計画だ。6日付の業界紙『オートモビルボッヘ』(電子版)が報じた。
\起亜ドイツ法人のマーティン・ファンヴグト社長は今回の提携について、「Dinnebier社はベルリンでの知名度が高く、市場に精通している」と語り、「我が社の自動車を最適な形で宣伝・販売してくれるだろう」との期待感を示した。また、同様な提携を他の都市でも計画しており、シュツットガルトを有力視しているとした。
\起亜のベルリンにおける販売実績は昨年500台にとどまった。今後は毎年新モデルを2機種投入することで、ベルリンにおける販売を3~4年以内に年3,500~4,000台に拡大することを見込んでいる。今年は1,000台の販売を計画している。
\Dinnebierはベルリン市内の8店舗、周辺地域の2店舗で起亜モデルを販売する。同社のウヴェ・ディンネビアー社長は、起亜ブランドをベルリンに浸透させたいとの抱負を語り、アフターサービスの強化などで顧客を開拓していくとした。
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