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2011/5/13

企業情報 - 部品メーカー

カナダのMartinrea、独ホンゼルを買収

この記事の要約

独軽金属部品メーカーのホンゼルは5日、カナダの自動車部品メーカーMartinreaとオーストラリアの投資会社アンカレジが同社を買収することで合意したと発表した。Martinreaが過半数を出資し、経営権を握る。Marti […]

独軽金属部品メーカーのホンゼルは5日、カナダの自動車部品メーカーMartinreaとオーストラリアの投資会社アンカレジが同社を買収することで合意したと発表した。Martinreaが過半数を出資し、経営権を握る。Martinreaはホンゼルの従業員4,300人の雇用を全て維持するとしている。

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ホンゼルはアルミニウムやマグネシウムを素材とするシリンダーキャップ、エンジンブロック、ギアボックスカバー、車体や車台の部品などを生産している。1908年の設立で、2004年に米プライベート・エクイティのカーライルに買収された後、カーライルの競合である米リップルウッドの子会社リップルウッド・ホールディングス・ジャパン・インターナショナル(RHJI)に売却された経緯がある。

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ホンゼルは2009年春に経営危機に陥り、債権銀行団と協議を重ねるなどして事業再建に取り組んでいたが、資金繰りに行き詰まり2010年10月に会社更生手続きの適用を申請した。2010/11年度(2011年3月末締め)の売上高は6億4,500万ユーロだった。

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ホンゼルの買収には、ホンゼルの主要顧客である独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンとメキシコの同業ネマクも関心を示していた。

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