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2011/5/13

一般・技術・その他 (旧)

PSA、パリ第6大学と博士課程設置

この記事の要約

仏PSAプジョー・シトロエンは5月4日、ピエール・マリー・キュリー大学(UPMC、パリ第6大学)と博士課程を共同で開設することで合意したと発表した。PSAに勤務する技術者や研究者は、在職しながらUPMCの産業学博士の取得 […]

仏PSAプジョー・シトロエンは5月4日、ピエール・マリー・キュリー大学(UPMC、パリ第6大学)と博士課程を共同で開設することで合意したと発表した。PSAに勤務する技術者や研究者は、在職しながらUPMCの産業学博士の取得を目指すことができる。

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UPMCのポムロール学長によると、外国では研究開発センターに勤務する技術者・研究者の多くが博士号を取得しているが、フランス企業の技術者・研究者には博士号取得者は少ない。その背景として同学長は、一流企業がグランゼコール(エリート養成を目的に設立された高等教育機関)のネットワークを通じて幹部候補生となる優秀な学生を早い段階で確保するというフランス特有の制度があると指摘する。PSAのアラノ執行役員は、自動車産業が技術、環境、社会において様々な課題に直面する中、同社が研究機関との連携を強化することの意義を強調。UPMCとの共同プラグラムにより技術者・研究者の博士号取得を支援することによって、同等の学位を持つ国外のパートナーとの科学的議論が活発化することが期待できると述べた。

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