米自動車部品大手のジョンソンコントロールズは18日、仏サフトと設立した合弁会社ジョンソンコントロールズ・サフトの解消に向け、米国のデラウエア衡平法裁判所に法的手続きを申し出たと発表した。将来の方針についてサフトと合意できず、同措置に至ったと説明。また、今回の手続きにより、取引先の開発や生産に影響はない、としている。
\同合弁会社は、自動車向けのバッテリー開発・生産・販売を事業とする。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、ジョンソンコントロールズは合弁会社の事業領域を広げ、投資も積極化する方針だが、合弁会社では市場の迅速な変化に対応できないと判断したもよう。しかし、サフトは合弁会社の解消に難色を示しており、ジョンソンコントロールが提示した妥協案にも応じない姿勢を示しているという。
\同合弁会社は2006年1月の設立で、ミルウォーキー（米国）、ハノーバー（ドイツ）、ネルサ（フランス）、上海に開発・生産拠点を持つ。
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