独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、6月17日から新型「ゴルフ・カブリオレ」の販売を開始する。カブリオレではオペルやフォードなどの競合を押さえ好業績をあげてきたVWは、新モデルの投入で販売をさらに伸ばすことを狙う。
\新モデルでは、ロールバーの代わりに下部構造を広範な補強し、耐久性を強化した。ソフトトップは独自動車部品大手のベバストと共同開発した。アウディの「A3カブリオレ」と同様にソフトトップをZ字型に折り畳む仕組みで、わずか9.5秒で開く。また、セダンと比べ車体が183キログラム重くなったが、燃費効率のよいTSI、TDIエンジンを搭載することで、走行100キロあたりの燃費をディーゼルエンジンで4.4リットル、ガソリンエンジンで5.9リットルに抑えた。
\販売価格は1.2リットルTSIエンジン(最大出力105ps)搭載車が2万3,625ユーロからとなる。このほか、1.4リットルTDIエンジン(同160ps)と1.6リットルTDIエンジン(同105ps)搭載車も発売する。210psの高出力モデル「GTI」も年内に投入する予定という。なお、新モデルはドイツのオスナブリュック工場でのみ生産する。
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