仏自動車部品大手のフォルシアは19日、同国の特殊化学大手のローディアと自動車用シート部品の軽量化で協力すると発表した。開発プロジェクトはすでに開始しており、2014年にも新製品を量産化できる見通し。
\両社は2009年11月から協力関係にあり、2011年2月には共同開発契約を締結するなど関係を強化している。具体的には、ローディアが開発したポリアミドをベースとした高性能樹脂「ポリアミド・テクニールSI」を使用したシートクッション部品を開発することを目標にしている。フォルシアはシートデザインに関する技術などで協力する。開発中の新製品は従来の鉄鋼素材の部品と比べ20％軽いうえ、安全性も確保している、という。
\環境規制が厳格化されるなか、自動車メーカーは燃費や二酸化炭素（CO2）排出量の低減に注力しており、軽量化に寄与する両社の製品は需要があると見込んでいる。両社は今後さらに同分野で協力していく方針を示している。
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