独ベアリング大手のシェフラーが11日発表した2001年第1四半期(1-3月期)の決算は、売上高が前年同期比25%増の27億ユーロに拡大した。営業利益(EBITベース)も同41%増の4億7,200万ユーロとなり、大幅な増収増益を確保した。自動車産業の回復やアジア事業の業績好調が追い風となった。最終利益は4億3,800万ユーロだった。
\同社は通期の業績予想について8~10%の増収と13%の営業利益率を見込んでいる。ユルゲン・ガイシンガー社長は今後について、産業部門で特に需要拡大を見込んでいると述べる一方、経済動向や原材料価格の変動、エネルギーコストの上昇にも注視しているとして、慎重な姿勢を崩さなかった。
\