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2011/5/27

一般・技術・その他 (旧)

ボルボ、EV用非接触型充電システムの開発プロジェクトに参加

この記事の要約

スウェーデンの乗用車メーカー、ボルボ・カー・コーポレーションは19日、非接触型充電システムの開発プロジェクト「CED(Continuous Electric Drive)」に参加すると発表した。同プロジェクトにはベルギー […]

スウェーデンの乗用車メーカー、ボルボ・カー・コーポレーションは19日、非接触型充電システムの開発プロジェクト「CED(Continuous Electric Drive)」に参加すると発表した。同プロジェクトにはベルギーの政府系研究機関フランダース・ドライブ、ベルギーのバスメーカー、バンホール、電車などを製造するカナダのボンバルディアが参加する。

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CEDが開発する非接触型充電システムは、地中に埋め込まれたコイルと、車体の下などに組み込んだコイルとの磁場を利用して充電する仕組み。ガレージや駐車場などコイルが埋め込まれた場所の上に車を停車させると充電できるシステムのため、充電用のケーブルやソケットなどを必要としない利点がある。

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同プロジェクトは19日、ボルボが同社の電気自動車(EV)「C30エレクトリック」をフランダース・ドライブに納車する形で正式にスタートした。フランダース・ドライブは同モデルを改造してコイルを組み込む。

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C30エレクトリックは蓄電容量24キロワット時のリチウムイオン電池を搭載し、フル充電は16Aの家庭用電源で8~10時間かかる。非接触型充電システムでは約1時間20分で完了するため利便性が大幅に向上する。

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