独商用車大手のMANは、同社初のハイブリッドトラック「MAN TGLハイブリッド」の実証走行試験を実施している。輸送会社などの顧客に日常業務で使用してもらい、走行性能や使い勝手などのデータを収集するほか、騒音や排ガスなど環境への影響も検証する。24日付独自動車業界紙『アウトモビール・インドゥストリー』(オンライン版)が報じた。
\MAN TGLハイブリッドは容量2kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、電気モーターの出力は60kW(82馬力)、ディーゼルエンジンの出力は161kW(220馬力)。アイドリングストップ機能やブレーキエネルギー回生システムを搭載している。MANのロルフ・デベライナー・エンジン開発部長によると、従来型のトラックに比べ燃費を5~15%改善している。
\ただ、バッテリー価格が1,000ユーロ以上とまだ高価なため、商業利用には高すぎることが難点だ。従来型のトラックに対して競争力を持つためには、バッテリー価格を600ユーロ以下に下げる必要があるという。
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