独自動車大手のダイムラーは20日、メルセデスベンツのハイブリッドバス「シタロ・Gブルーテック・ハイブリッド」を2台、ドレスデンの公共交通サービス会社DVBに納車した。計8台を販売する予定。
\同ハイブリッドバスは、小型のディーゼルエンジンで発電し、屋根の上に設置したリチウムイオン電池に電力を供給。車輪(ホイール)の内側に電気モーターを組み込みタイヤを直接駆動する。インホイール電気モーター4基の最大出力は計320kW/435PS。減速時に発生するブレーキエネルギーを回収してリチウムイオン電池に蓄電するシステムも備える。
\ディーゼルエンジンは従来の同クラスのバスに比べ小型で、重量は約半分の450キログラム(従来のバス:1,000キログラム)。排気量も4.8リットル(同12リットル)と小さい。出力は約3分の1の160kW/218PSとなっている。
\DVBはハイブリッドバスを利用者の多い都心部の路線バスに投入する計画。
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