独レンタカー最大手のシクストが23日発表した2011年1-3月期(第1四半期)決算の税引き前利益(EBT)は3,220万ユーロとなり、前年同期比で4倍に拡大した。レンタカーの需要回復が続いているほか、国外事業が好調なことも増益に貢献した。本業のもうけを示す営業利益(EBITベース)は2.3倍の4,500万ユーロ、売上高は前年同期をわずかに下回る3億6,440万ユーロだった。
\主力のレンタカー事業の売上高は6.1%増の2億1,710万ユーロ。このうち、車両レンタルによる売上高は11.1%増の1億9,560万ユーロだった。EBTは2,290万ユーロで、前年同期の360万ユーロから大きく改善した。
\リース事業の売上高は9.1%減の1億4,540万ユーロに後退した。主軸を従来のリースから収益性の高いフルサービス・リースにシフトしたことにより契約車両数が減少したことが響いた。一方、売上より利益を重視する戦略は効果を発揮したようで、EBTはほぼ3倍の1,000万ユーロに大きく改善した。
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