仏PSAプジョー・シトロエンと中国の東風汽車の合弁会社である神龍汽車は先ごろ、湖北省武漢で第3工場の建設に着手した。完成すれば年産能力は現在の45万台から75万台に拡大する。
\第3工場は、スタンピング、車体組立、塗装、最終組立などのラインを備え、PSAのエントリーモデルのプラットフォーム「プラットフォーム1」をベースとする車両を生産する。2013年9月から年15万台で生産を開始し、15年には同30万台に引き上げる計画だ。
\神龍汽車は1992年にPSAと東風汽車の折半出資で設立された。現在は武漢に2工場を持ち、プジョーの「307」、「207」、「408」 、シトロエンの「Cキャトル」、「エリゼ」、「C5」、「C2」 、「Cトリオンフ」を生産している。同社は昨年、中国で37万3,400台を販売し、乗用車市場で3.2%のシェアを確保した。第3工場がフル稼働体制に入る15年には、シェアは5%に拡大すると見込んでいる。
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