欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2011/6/3

企業情報 - 自動車メーカー

VW、小型商用車「クラフター」をマイナーチェンジ

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲンはこのほど、デリバリーバン「クラフター」をマイナーチェンジした。姉妹モデルであるメルセデス・ベンツ「スプリンター」に比べ市場シェアで大きく水をあけられているため、CO2排出量など環境性能を […]

独自動車大手のフォルクスワーゲンはこのほど、デリバリーバン「クラフター」をマイナーチェンジした。姉妹モデルであるメルセデス・ベンツ「スプリンター」に比べ市場シェアで大きく水をあけられているため、CO2排出量など環境性能を高めて巻き返しを図る。独業界紙『アウトモビール・インドゥストリー』(オンライン版)が報じた。

\

VWによると、クラフターとスプリンターは同社とメルセデス・ベンツが共同開発したモデルで、外観は異なるものの技術的仕様はほとんど共通だ。しかし、市場シェアでは大きな差が出ている。スプリンターがドイツ国内のデリバリーバン市場で3分の1のシェアを獲得しているのに対して、クラフターは10%にとどまっている。

\

今回のマイナーチェンジでは、従来の5気筒ディーゼルエンジンに代わって2リッターコモンレール・ターボディーゼル(TDI)エンジンを搭載。80kW、100kW、120kWの3機種を用意した。120kWモデルの走行100キロメートル当たりの燃費は7.2リットルで、現行モデルから3.6リッター改善した。また、走行1キロ当たりCO2排出量も285グラムから189グラムに抑えている。

\
企業情報 - 自動車メーカー
一般・技術・その他 (旧)
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |