独化学大手のBASFは5月30日、電解質事業に参入すると発表した。新製品の開発に向け、中間体事業部門Intermediatesが社内に国際チームを立ち上げた。年内にも製品を市場投入する計画だ。
\同社は電解質の供給により、リチウムイオン電池の性能を向上させ、電気自動車(EV)の航続距離を伸ばすことを目標としている。また、新素材など次世代バッテリーシステムの研究開発にも注力する。
\新事業への参入に向けては、これまでの事業を通した自動車業界との強い関係や、研究開発における世界的な協力関係、従来のリチウムイオン電池関連事業のノウハウなどをフルに活用していく方針だ。
\BASF は昨年に米オハイオ州のエリリアに正極材(カソード)工場を建設する計画を発表するなど、リチウムイオン電池事業を強化している。
\