独電機大手のシーメンスはこのほど、ロンドン市で5月26日にスタートした電気自動車（EV）向けの公共充電ネットワークを整備・運営するプロジェクト「Source London」にITインフラ設備や充電スタンド用のソフトウエアなどを供給したと明らかにした。
\ロンドン市は同プロジェクトにより、2013年までに市内1,300カ所に充電ポイントを整備する計画。現在は150カ所が稼働している。充電ポイントは英陸運局（DVLA）で認可を受けた車両であれば、乗用車、バン、トラック、スクーター、自動車二輪など車種に関係なく利用できる。利用者は同サービスに登録し、年100ポンドの会費を支払うと、充電ネットワークを利用できる。アクセスカード1枚で市内全域の充電ポイントを利用できるなど利便性が高い。
\シーメンスは同プロジェクトに、ITインフラと保守サービス、アクセスカードを使って充電スタンドを利用するためのソフトウエアを供給する。また、ユーザー用のコールセンターや、登録手続きや口座を管理するためのインターネットポータルも運用する。将来は充電スタンドも供給する計画という。
\同社では、ロンドンでの実績を生かして、欧州各地の自治体で実施されるEVプロジェクトにも積極的に参加していく方針を示している。
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