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2011/6/3

一般・技術・その他 (旧)

フォード、心拍センサー内蔵シートを開発

この記事の要約

米自動車大手のフォードは、ドイツのアーヘンにある研究センターで心拍センサーを内蔵した自動車用シートを開発している。心筋梗塞などの危険を察知すると警告するとともに、運転支援システムと連携して事故を回避することを目指す。同社 […]

米自動車大手のフォードは、ドイツのアーヘンにある研究センターで心拍センサーを内蔵した自動車用シートを開発している。心筋梗塞などの危険を察知すると警告するとともに、運転支援システムと連携して事故を回避することを目指す。同社では、人口の高齢化により、心筋梗塞などの心臓疾患により事故が発生する危険は今後高まると予想している。

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同社は背もたれに心電図などのセンサーを内蔵するシステムを開発した。試験では参加者の95%から信頼性の高い計測値を得られたほか、走行時間の98%を観察することができたとしている。

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同システムの実用化の時期や具体的な運転支援システムとの連携については明らかにしていないが、フォードが2012年に欧州市場に投入予定の車載システム「Sync」と連携する可能性が高いとみられている。Syncはテレマティクスを活用したシステムで、例えば、計測データをベースにした自動緊急通報システムなどを構築できる可能性がある。

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