米自動車部品大手のTRWはこのほど、助手席用のルーフエアバッグを開発した。従来はインスツルメントパネルに内蔵していたエアバッグをルーフ部分に配置することにより、インスツルメントパネルの開発コストを低減できるほか、内装のデザインに自由度が増す利点がある。
\独技術情報サイト『ATZ Online』によると、同社は、ドイツのアルフドルフにある拠点でルーフエアバッグの開発を進めてきた。ここ2年、ある欧州の自動車メーカーの協力を受けて開発に取り組み、量産化に漕ぎ着けたという。具体的なメーカーやモデル名などについてはコメントを控えている。
\インスツルメントパネルからエアバッグがなくなると、スペースに余裕ができるため、新しいデザインや機能を採用する可能が広がる。また、エアバッグを膨出させる開口部を設けるための開発コストを軽減できる。新たに開発したルーフエアバッグはさまざまな車種に対応できるという。
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