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2011/6/3

一般・技術・その他 (旧)

オペル監査役会長、デュースブルク・エッセン大と連携

この記事の要約

オペルのニック・ライリー監査役会長(欧州GM会長)は5月25日、デュースブルク・エッセン大学を訪問し、燃料電池技術センター(ZBT)や燃焼・気体力学研究所(IVG)、メカトロニクス研究所など自動車関連の研究施設を視察した […]

オペルのニック・ライリー監査役会長(欧州GM会長)は5月25日、デュースブルク・エッセン大学を訪問し、燃料電池技術センター(ZBT)や燃焼・気体力学研究所(IVG)、メカトロニクス研究所など自動車関連の研究施設を視察した。続いて産業関係者や学生を前に行った講演では、「モビリティシステムの常識を塗り替える次のステップは燃料電池だ」と述べ、エレクトロモビリティの重要性を強調した。

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ライリー監査役会長はZBTやIVGで、リチウムイオン電池の性能を向上させる研究プロジェクトなどについて説明を受けたほか、ナノ材料メカトロニクス研究所では、エレクトロモビリティの大型プロジェクトでも採用されているという最新の運転シミュレーターを見学した。

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オペルは現在、水素を動力源とする燃料電池車「ハイドロゲン4」の実用走行試験をドイツ国内で実施しており、2015年の市場投入を目指している。ライリー監査役長は「デュースブルク・エッセン大学で先端技術に取り組むエンジニアたちと情報交換することで、我々はともに大きな利益を得ることができると確信した」と述べ、同大学との産学連携強化に前向きな姿勢を示した。

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