英自動車工業会（SMMT）が6日発表した2011年5月の乗用車新車登録は、15万431台となり、前年同月に比べ1.7％減少した。昨年7月から11カ月連続で前年実績を下回っているものの、減少幅はこの11カ月では最も小さかった。1～5月の累計は前年同期比7.3％減の84万6,513台だった。SMMTは通期予想を従来の193万台に据え置いた。
\5月の販売をカテゴリー別に見ると、個人が15.3％減の6万964台に落ち込んだ一方、大口法人向けが11.1％増の8万3,120台と好調だった。小口法人は0.7％増の6,347台と僅かながらも前年同月を上回った。燃料別では、ガソリン車が12.9%減の6万9,299台であったのに対し、ディーゼル車が10.7％増の7万9,533台と好調だった。
\SMMTのポール・エヴェリット会長は今後の見通しについて、消費者の買い控えはあるものの、新モデルの燃費改善やサービスの向上、融資条件の緩和などにより販売が上向く、との明るい見通しを示している。
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