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2011/6/10

企業情報 - 部品メーカー

独ボッシュ、電気自動車事業に明るい見通し

この記事の要約

独自動車部品大手のボッシュは、電気自動車関連事業の将来に明るい見通しを示している。現在、自動車メーカー12社から約20件のプロジェクトを受注しており、これらのプロジェクトは遅くとも2013年までに量産を開始する予定という […]

独自動車部品大手のボッシュは、電気自動車関連事業の将来に明るい見通しを示している。現在、自動車メーカー12社から約20件のプロジェクトを受注しており、これらのプロジェクトは遅くとも2013年までに量産を開始する予定という。同社のベルント・ボーア取締役(自動車部門担当)がこのほどボックスベルクの試験場で開いた技術関連の発表会でジャーナリストに明らかにした。

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ただ、同社は電気自動車関連事業に年4億ユーロを投資しているものの、同分野の売上高は現在、1億4,000万ユーロにとどまっている。このため、ボーア取締役は今後の課題として、生産規模の拡大や部品の標準化などによる生産効率の改善を挙げている。

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リチウムイオン電池事業では、韓国のサムスンSDIとの合弁会社SBリモーティブを通して事業を展開している。同取締役によると、韓国工場のほかに第2工場の建設を検討しており、ドイツを中心に欧州諸国の政府などと協議しているという。

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同社では、リチウムイオン電池の1キロワット時当たりの製造コストを2015年までに350ユーロ、2020年までに250ユーロに抑えることを目指している。プラグイン・ハイブリッド車では5~7キロワット時の容量が必要になるという。

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