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2011/6/10

一般・技術・その他 (旧)

ミュンヘン工大、新たなバーチャル・リアリティシステム開発

この記事の要約

ミュンヘン工科大学(TUM)情報工学科の研究チームは、新たなバーチャル・リアリティシステムを開発した。「フレキシブル・リコンフィギュラブルCAVE」(FRAVE)と名付けられた同システムは従来の没入型3次元可視化装置(C […]

ミュンヘン工科大学(TUM)情報工学科の研究チームは、新たなバーチャル・リアリティシステムを開発した。「フレキシブル・リコンフィギュラブルCAVE」(FRAVE)と名付けられた同システムは従来の没入型3次元可視化装置(CAVE)に比べ柔軟性が高いほか、コストや設置スペースを節減できるという。

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FRAVEでは、パナソニックの家庭用3D高精細プラズマディスプレー(TX-P65VT20E)10枚を採用しているため、専用ディスプレーに比べコストを大きく抑えている。従来のCAVEシステムはリアプロジェクターを使っていたため、スクリーンの裏側に最低8x8x8mのスペースが必要だったが、FRAVEはわずか3x3x3mの空間があるだけでよく、設置スペースをコンパクト化している。

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TUMの研究チームは、新たなバーチャル・リアリティ技術によって、自動車の開発など様々なデザイン作業が効率化できると期待を寄せる。

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