仏フォルシアは8日、中国同業の長春旭陽工業集団(吉林省長春市)との提携拡大に関する枠組み協定に調印したと発表した。成長市場である中国で事業を強化する戦略の一環。
\両社は共同で長春に技術センターを開設するほか、広東省の佛山にシートと内装部品、ソフトトリムの工場を立ち上げる。出資比率は、シートと内装部品の各工場はフォルシアが60%、長春旭陽が40%、ソフトトリム工場は長春旭陽が60%、フォルシアが40%となる。これらの新工場で生産される製品は、第一汽車(FAW)と独フォルクスワーゲン(VW)の合弁会社である一汽大衆(FAW-VW)の佛山工場に供給される。
\フォルシアは中国を重要拠点の一つと位置づけており、工場25カ所、R&Dセンター4カ所を持ち、約6,000人を雇用している。同社は今後も中国で積極的な事業拡大戦略を続け、売上高を10年の10億2,300万ユーロから15年に25億ユーロに引き上げることを目指している。
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