ドイツ連邦環境省(BMU)は6月28日、同省が支援するエレクトロモビリティの支援プロジェクト「フリート試験走行・エレクトロモビリティ(Flottenversuch Elekromobilitaet)」の一環として、プラグインハイブリッド車20台を使った実証走行試験を開始した。
\同プロジェクトの期間は1年で、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が開発中のプラグインハイブリッド車「Golf twinDRIVE」の実証走行試験を実施する。連邦環境省も同モデルのうち1台を公用車として使用する。また、独電力大手のE.ONは充電インフラを整備するとともに、再生可能エネルギーを供給する。
\連邦政府は5月に閣議了承した電気自動車の新たな普及促進プログラムの中で、走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量が50グラム以下の車両について、車両税を10年間免除するほか、バスレーンを走行できるようにするなどの優遇措置を盛り込んだ。今回のプロジェクトに使用するVWの「Golf twinDRIVE」は同条件を満たしている。また、連邦政府は2013年から新たに調達する公用車のうち10%以上をCO2排出量が50グラム以下の車両とする方針も明らかにしている。
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