独ダイムラーは、ルノー・日産アライアンスと提携を強化する方向で協議を進めている。6月25日付けの独紙『ブルゼン・ツァイトゥング』が、ダイムラーのボド・ユッバー最高財務責任者(CFO)の話として伝えた。
\ダイムラーとルノー・日産は昨年4月に資本・業務提携を発表。小型車の共同開発、パワートレインの共有化、小型商用車での連携などで合意している。ユッバーCFOは『ブルゼン・ツァイトゥング』紙に対し、「我々は協力の更なる選択肢について話し合っている」と述べ、コンパクトカーで協力をさらに深めることを検討していることを明らかにした。
\ダイムラーは先月、英ロールス・ロイスと共同で、独車両エンジンメーカーのトグナムを買収した。ユッバーCFOは、「我が社の現在の資本持分は目標の達成に十分だ」と述べ、今のところ新たな買収先は検討していないことを強調した。
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