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2011/7/1

欧州自動車短信

Daimler

この記事の要約

独自動車大手のダイムラー と航空機用エンジンなどを生産する英ロールス・ロイス は6月24日、独大型エンジンメーカーのトグナムの株式の94%を取得したと発表した。両社は3月にトグナムを共同で買収する計画を発表していた。当初 […]

独自動車大手のダイムラー と航空機用エンジンなどを生産する英ロールス・ロイス は6月24日、独大型エンジンメーカーのトグナムの株式の94%を取得したと発表した。両社は3月にトグナムを共同で買収する計画を発表していた。当初は買収提案に応じる株主は少なかったが、両社が5月16日に1株当たりの買収価格を当初の24ユーロから26ユーロに引き上げたことから、トグナムの監査役会と取締役会も同社の株主に対して提案を受け入れるよう求めていた。ダイムラーとロールス・ロイスは、折半出資で合弁会社を設立してトグナムを傘下に置くほか、両社のノウハウを集約し、需要拡大が見込める新興国市場などでの事業拡大を目指す。産業用などのいわゆる「オフハイウェイ」や分散型発電用エンジンなどで今後成長を見込んでいる。また、定置型燃料電池事業ではトグナムとロールス・ロイスの同事業を統合して競争力を強化する方針を示している。

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