低炭素技術に関するプロジェクトを支援するため英イーストアングリア大学が立ち上げた低炭素イノベーション基金(LCIF)はこのほど、エセックスに本拠を置くエンジニアリング企業、コントロールド・パワー・テクノロジーズ(CPT)に40万ポンドを投資したことを明らかにした。
\CPTは、コストの安いマイルドハイブリッド化技術による燃費改善に関する研究開発を主に手がけており、現在は過給機用コンプレッサを高速モータで駆動する電動スーパーチャージャーの実用化に向けて取り組んでいる。この電動スーパーチャージャーは、モータの高速応答性をいかしたターボラグ解消、自然吸気エンジン並みの燃費、エンジンのダウンサイジングを実現できる技術として期待されている。
\LCIFのプロジェクトコーディネーターを務めるローラ・チェリス氏は、CPTは低炭素の分野で世界的なインパクトを与える可能性のある製品を持つ企業であると指摘。「最先端技術を持つCPTのような企業をサポートできることは喜ばしいことだ」と語った。
\LCIFは2010年に低炭素技術に取り組むイングランド東部の中小企業を支援するために設立された基金。欧州地域開発基金(ERDF)から800万ポンドの資金提供を受けている。
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