独中堅自動車部品メーカーのSHW（アーレン）は6月28日、29日に終了する予定だった新規株式公開（IPO）のブックビルディングを7月6日まで延長すると発表した。ギリシャの財政危機に端を発する信用不安で、世界の金融市場の先行きが不透明になっているため。
\同社は6月3日、フランクフルト証券取引所のプライムスタンダードに株式を上場すると発表した。目論見書によると、IPOでは264万5,715株を発行し、1株当たり26～29ユーロで販売する。応募が募集枠を大幅に上回った場合は39万6,857株を追加発行する計画という。売り出し価格が29ユーロとなった場合、8,820万ユーロの資金を調達できる見通しだ。今回のIPOは同社のオーナーである金融投資会社のノルトヴィントが持ち分を放出するもので、調達した資金は全てノルトヴィントの収益になるという。
\同社は当初、4月の上場を予定していたが、東日本大震災の発生を受けて延期していた。
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