仏自動車大手のルノーと蘭ナビゲーションシステム大手のトムトムが共同開発した車体組込型カーナビシステム「Carnamit TomTom」の売れ行きが好調だ。4日付の独業界紙『オートモビールボッヘ』が報じた。両社は2009年に同カーナビを発表し、現在までに100万台を販売した。
\トムトムのGiles Shrimpton自動車担当責任者は、「販売好調はルノーとの提携がうまく行っていること示している」と述べ、今後とも協力関係を強化していく意向を示した。また、同社は自動車部門の拡大を急ぐ。その背景には、携帯型カーナビ市場が飽和状態にあることや、スマートフォンの急速な普及がある。
\ルノーはトムトムに車体組込型カーナビを発注した最初の自動車メーカーで、現在は最大の顧客となっている。
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