元F1デザイナーのゴードン・マレー氏が率いる英ゴードンマレーデザインは6月29日、超小型の市販電気自動車(EV)「T.27」を初公開した。
\T.27の開発コンセプトは、「世界で最も高効率なEV」。開発費は900万ポンドで、うち450万ポンドは政府の技術戦略委員会(TSB)から支援を受けた。パワートレーンは、ZYTEKオートモーティブ社と共同開発した。ボディサイズは全長2,500×全幅1,300×全高1,600ミリ、ホイールベース1,780ミリとコンパクトで、車両重量は、バッテリー込みで680キログラムと軽量だ。マレー氏はT.27の発表記者会見で、「軽量化は、排出削減と燃費改善を実現するための最も強力な武器だ。これはどんなタイプのクルマにも当てはまるが、特にEVではそのメリットが大きい。軽量EVはバッテリー重量が軽く、安全性が高く、販売価格は劇的に安くなる」と語った。同氏によると、T.27の量産化に向けて現在メーカー3社と交渉中で、生産が英国で行われる可能性もあるという。
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