仏自動車大手のルノーはこのほど、今秋のフランクフルト国際モーターショー(IAA)に出展する電気自動車(EV)のコンセプトカー「Frendzy」の概要を発表した。左右が非対称のデザインが特徴で、業務用のデリバリバンとしても、プライベート用のコンパクトバンとしても利用できる。
\同モデルは、荷物の出し入れを容易にするため、右側の助手席のドアが横開き、後部ドアはスライド式となっており、Bピラーをなくしている。左側は、前後のドアが観音開きするデザインとなっている。
\また、窓ガラスの代わりに37インチのモニターを設置し、広告などに使用できるようにした。業務用バンとして使用する場合は、助手席を前に倒し、後部座席を床下に畳みこむことで2,250リットルのトランク容量を確保している。
\駆動システムはEV「カングーZ.E」の電気モーター(44 kW)を搭載している。リチウムイオン電池の容量は22kW時で、航続距離は最大170km。最大トルクは226Nm、最高速度は時速130kmとなっている。
\フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)と共同開発した、業務用とプライベート用で走行音(疑似エンジン音)を変更できるシステムも装備している。
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