独オペルは5日、ガソリンおよびLPGに対応したフレックス・フューエル・エンジンを搭載した「コルサ1.2LPGエコフレックス」の新バージョンを発売したと発表した。
\同車は通常のガソリンタンクに加えてLPGタンクを備え、使用する燃料は自動または手動で切り替えることができる。エンジンの最高出力は、LPGモードで83hp、ガソリンモードで85hp。走行距離1キロメートルあたりの二酸化炭素(CO2)排出量は、3ドアモデルで110グラム、5ドアモデルで115グラムとなっている。
\オペルは今後、「メリーバ」、「アストラ」、「ザフィーラ・ツアラー」、「インシグニア」のLPGエコフレックスモデルを順次市場投入する計画。これらのモデルはLPGモードで走行した場合、ガソリン走行に比べ燃料消費は40%、CO2排出量は最大で15%削減できるという。
\欧州には現在、550万台を超えるLPG車が走っているといわれる。ドイツ国内にはLPGスタンドが6,200カ所にあり、およそ40万台が利用している。LPGの1リットルあたりの価格は0.72ユーロと、プレミアムガソリンの1.5ユーロの半分以下。また、LPG車はガソリン車と比べ自動車税が40%安いことも魅力のひとつとなっている。
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