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2011/7/29

一般・技術・その他 (旧)

現代とBMWが躍進、ダイムラーを抜く可能性も=独自動車研究センター

この記事の要約

ドイツの大学付属自動車研究センターが実施している自動車メーカーの競争力調査で、現代自動車とBMWが急速に力を伸ばしており、年内にもダイムラーを追い抜く可能性が浮上しているという。同調査は2004年から毎年実施されており、 […]

ドイツの大学付属自動車研究センターが実施している自動車メーカーの競争力調査で、現代自動車とBMWが急速に力を伸ばしており、年内にもダイムラーを追い抜く可能性が浮上しているという。同調査は2004年から毎年実施されており、2011年版ではフォルクスワーゲン(VW)が首位、2位にダイムラー、3位に現代自、4位にBMWがつけているものの、ダイムラーと現代自の差は僅かで逆転の可能性は十分にあり得ると分析している。7月25日付の独経済紙『ハンデルスブラット』が発表前の2011年版調査レポートを入手して報じた。

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同調査は、ベルギッシュ・グラートバッハにある経済専門大学(FHDW)付属の自動車研究センター、センター・オブ・オートモーティブ・マネージメント(CAM)が実施している。「販売台数」「利益率」「技術開発力」など11項目の指標を使って競争力を分析している。

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『ハンデルスブラット』紙によると、CAMのステファン・ブラッツェル所長は現代自について、「今後さらに急成長が続く可能性が強い」と指摘。また、BMWについては、販売台数ではすでにダイムラーを抜いていると説明した上で、金融危機前から特に米国で問題を抱えていたため早期に構造改革を進めたことが現在の競争力の強化につながっている、と分析している。

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日本メーカーでは、トヨタ自動車が8位にとどまった。リコール問題が打撃となり、同調査を開始して以来、最も低い順位になった。

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