ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2011年7月の乗用車新車登録は26万907台となり、前年同月に比べ9.9%増加した。大型バン(VW「トゥーラン」「シャラン」など)が106%増と大幅に伸びたほか、上級中型車(BMW「5シリーズ」など)も25.3%増と好調だった。1~7月の累計では前年同期比10.4%増の188万台に伸びた。
\7月のブランド別の登録台数を見ると、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が32.2%増の5万9,389台と大幅に増加した。このほか、オペルが11.1%増の2万579台、アウディも11.1%増の2万1,234台と好調だった。
\国外ブランドでは、シュコダが42.1%増の1万898台に急伸した一方、ルノー/ダチアは21.9%減の1万1,989台と大幅に落ち込んだ。
\日本メーカーは、三菱自が48.9%増の2,429台、ホンダが8.4%増の1,799台に伸びた一方、スバル、トヨタ/レクサス、スズキ、マツダ、ダイハツは前年実績を下回った。日産/インフィニティは前年同月と同水準の5,573台だった。
\ \■内外の受注好調、生産台数も拡大
\ \ドイツ自動車工業会(VDA)のまとめによると、国内受注は7月が前年同月比2%増、1~7月の累計は前年同月比13%増と好調だった。国外受注も、7月は7%増、1~7月の累計では12%増加した。
\内外の受注好調を受けて、国内生産は7月が18%増の46万2,500台、1~7月は6%増の345万3,300台に拡大した。
\輸出は7月単月で9%増の34万5,500台、1~7月の累計では6%増の263万8,600台だった。
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