仏自動車部品大手のフォルシアが7月26日発表した2011年中間決算の最終利益は1億8,580万ユーロとなり、前年の同じ時期に比べ82%増加した。世界自動車市場の回復を受け、全ての地域で販売が好調だった。本業のもうけを示す営業利益は57%増の3億4,000万ユーロ、製品売上高(触媒用モノリスを除く)は18.3%増の63億3,220万ユーロだった。
\地域別の製品売上高は、主力の欧州が41億7,010万ユーロ(15.3%増)、北米が12億2,360万ユーロ(28.6%増)、南米が3億1,660万ユーロ(25.1%増)、アジアが5億760万ユーロ(14.8%増)、その他の地域が1億1,420万ユーロ(27.5%増)とすべての地域で急伸した。
\事業別にみた製品売上高は、自動車シート部門が24億5,000万ユーロ(11.2%増)、内装システム部門が15億8,300万ユーロ(16.0%増)、エギゾースト・システム部門が14億5,640万ユーロ(21.1%増)、エクステリア部品部門が8億4,290万ユーロ(44.2%増)だった。
\フォルシアは販売好調を受け、11年通期の総売上高見通しを「148億~153億ユーロ」から「157億~159億ユーロ」に、営業利益を「5億8,000万~6億4,000万ユーロ」から「6億2,000万~6億5,000万ユーロ」にそれぞれ上方修正した。
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