独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメル(M+H)は7月27日、売上高を2018年までに10年実績の21億8,000万ユーロから約1.5倍増の34億ユーロに拡大するとの目標を明らかにした。けん引役はアジア地域で、同地域の売上高を10年比で3倍に拡大し、グループの総売上高に占める割合を現行の14%から25%に引き上げる計画だ。
\同社がアジア地域で特に重視している市場は中国だ。アルフレート・ヴェーバー社長は、「中国は世界最大の自動車市場であると同時に、浄水システムなど産業用フィルターの需要がコンスタントに伸びている」と述べ、中国市場における成長に期待感を示した。
\同社は2002年、中国・長春の自動車部品会社Fawayと合弁でフィルターシステム会社MCCNを設立した(M+Hの出資比率は60%)。MCCNの事業は順調に伸びており、燃料フィルター工場としては同社最大の規模となっている。同工場を軸に中国市場でのプレゼンスをさらに強化していくとしている。
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