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2011/8/5

一般・技術・その他 (旧)

シトロエン、新型車に帝人のPC樹脂採用

この記事の要約

仏シトロエンは、新型車「DS5」のクォーター・ウィンドウに、帝人化成の開発したポリカーボネート(PC)樹脂「パンライト」製のグレージングを採用した。車体の軽量化により燃費を向上させ、より環境に配慮した自動車を目指す。\ […]

仏シトロエンは、新型車「DS5」のクォーター・ウィンドウに、帝人化成の開発したポリカーボネート(PC)樹脂「パンライト」製のグレージングを採用した。車体の軽量化により燃費を向上させ、より環境に配慮した自動車を目指す。

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高い透明性と耐衝撃性を持つPC樹脂は、軽量化が図れるため、自動車用のガラス代替材料として注目されている。クォーター・ウィンドウにPC樹脂を用いた場合、従来のガラスに比べて窓の重量を約20%軽減できるという。帝人化成のパンライトはガラスの200倍以上の耐衝撃性能を持ち、重さは2分の1と軽い。高い透明性や耐久性、光学的な歪みが少ないことなども特徴で、自動車の窓に適している。今回シトロエンに採用されたグレージングは、樹脂グレージングの世界的大手である独フリーグラスとの共同開発によるもので、これまでにポルシェ、ホンダ、ダイムラー、スマート、セアトの一部の車種に採用されている。

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