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2011/8/5

一般・技術・その他 (旧)

ラジオ放送がデジタル化=ドイツ

この記事の要約

ドイツでは8月1日から、DAB+(デジタル・オーディオ・ブロードキャスト・プラス)規格によるデジタルラジオ放送が開始された。全国放送するのは公共・民間の14局。これに地方・地域の放送局が加わる。デジタルラジオはCD並みの […]

ドイツでは8月1日から、DAB+(デジタル・オーディオ・ブロードキャスト・プラス)規格によるデジタルラジオ放送が開始された。全国放送するのは公共・民間の14局。これに地方・地域の放送局が加わる。デジタルラジオはCD並みの音質で、移動中でも安定して受信できる、交通・渋滞情報などに画像・テキストデータを使えるなどの利点があり、とくにカーラジオの利便性が高まりそうだ。

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従来のアナログラジオ放送では、渋滞などの情報はTMC(交通情報チャンネル)を通して送られていたが、DAB+ではTPEG規格が使用されている。TPEGはデジタル放送を通して渋滞の場所や長さ、危険情報などをカーナビなどの端末に伝送できる技術で、TMCより精度の高い情報の提供が可能になる。

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また、デジタルラジオ放送の大きな利点の一つは、放送エリアでは同じ周波数を使っているため、移動中に地域毎の周波数を探さなくて済む。とくにFM放送で使用されている超短波は遠距離まで電波が飛ばないため、地域を通過するたびに放送局を探す必要があったが、デジタルラジオ放送ではこの手間が省ける。

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受信するには、DAB+対応のラジオ受信機が必要。当面はアナログ波による放送も並行して送信されるため、対応受信機がなくてもラジオ放送が聴取できなくなることはない。

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