独商用車大手のMANはこのほど、ブラジルのリオデジャネイロでディーゼルと天然ガスを切り替えて走行できる環境配慮型のデュアル燃料システムを搭載する都市バスの試験車両を公開した。
\同試験車両は、サッカーワールドカップ(2014年)や夏季オリンピック(2016年)の開催を控えたブラジル政府が推進する持続可能な輸送システムプログラムの一環として製造された。欧州排ガス規制「ユーロ6」対応する2元燃料直噴式エンジンを搭載しており、ディーゼルおよび天然ガスで走行できる。最大90%まで天然ガス走行が可能。このため、浮遊粒子状物質と二酸化炭素(CO2)の排出量をそれぞれ80%、20%削減できるという。
\試験バスはリオデジャネイロ都市交通の1路線に投入され、エネルギー効率などを調査する。
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