独機械・自動車部品大手シェフラーは、英サウスウェールズのラネリにあるエンジン部品工場に数百万ユーロを投資し、コーティング工場の増設や新型機械の導入を進めている。
\新設されたコーティング工場には6月にコーティング機1台が搬入された。これにより、極薄で密着力・耐摩耗性に優れた多層ダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングが可能になり、エンジン部品間の摩擦を大幅に低減することができるという。このほか、月内に深絞り加工機が設置され、年内にフル稼働体制に入る見通しで、タペットの加工が従来よりも大幅にコスト効率的に行えるようになるという。
\ラネリ工場のロジャー・エバンズ工場長は、「今回の投資は、ラネリ工場の歴史において最も重要な意味を持っており、顧客のニーズに応える高品質の製品を生産できるようになる」と述べた。
\ラネリ工場は1995年に開設され、現在は従業員230人で自動車エンジン用の精密部品を生産している。
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