メディア調査会社のニールセン・メディア・リサーチが実施した調査によると、自動車業界が2011年1-6月期(上半期)にドイツ市場に投入した広告費(新聞・雑誌・テレビ・ラジオのいわゆるマス4媒体と屋外広告、映画館広告、オンライン広告)は10億3,600万ユーロとなり、前年同期から6.1%増加した。景気回復を受けて消費者の購買意欲が大きく改善していることが追い風となった。
\メーカー別では、フォルクスワーゲンが1億760万ユーロを出稿し、引き続きトップを独走。2位以下にはダイムラー(7,420万ユーロ)、ルノー(6,910万ユーロ)、オペル(6,330万ユーロ)、フォード(5,770万ユーロ)が続いた。
\媒体別ではテレビ放送が3億7,520万ユーロで最も多かった。新聞は2億3,440万ユーロ、雑誌は1億4,450万ユーロ、専門誌は1,430万ユーロだった。最も高い伸びを示したのはオンライン広告で、19%増の1億470万ユーロに拡大した。
\4-6月期(第2四半期)の広告費は5億4,490万ユーロ。主要広告媒体はテレビが2億340万ユーロ(8.2%増)、新聞が1億1,900万ユーロ(5%減)。ラジオは6,040万ユーロ、インターネットは5,700万ユーロだった。
\ニールセンは独業界紙『アウトモビールボッヘ』の委託を受け、二輪車、キャンピングカー、自動車販売、タイヤ・付属品関連まで含めた自動車業界の広告費支出を定期的に調査している。
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