車載インフォテインメント向けのオープンプラットフォームの開発と導入を推進する非営利組織のGENIVIアライアンスは2日、加盟企業に新たなコンプライアンス・プログラムを発表した。メンバー企業がソリューションを開発・提供する際の技術仕様を定めたもので、1年2カ月をかけて策定した。
\同プログラムは、標準化したソフトウエアやソリューションを市場投入する際の技術仕様を明確に定義するとともに、◇開発時間の短縮やコストの削減◇ソリューションの統合・カスタマイズ性の多様化◇プログラムコードの透明化◇互換性の向上――など、GENIVIプラットフォームがもたらす様々なメリットの基盤を定めている。
\GENIVIアライアンスは、BMW、インテル、ウィンドリバー(現在はインテル子会社)など8社が2009年3月に設立した団体で、従来は専用のハードとソフトウエアを開発することが多かった車載インフォテイメントシステムをオープンプラットフォームにすることで、開発コストの削減や開発期間の短縮を目指している。加盟企業は協賛会員も含め現在139社に上る。
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