欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン（VW）は8月23日、トラック大手MANを買収する計画について、欧州連合（EU）の欧州委員会に審査を申請したと発表した。両社にVW傘下のスカニアを合わせた3社による商用車分野のアライアンスを深化させるのが買収の目的で、非公式審査はすでに始まっている。欧州委は早ければ9月26日までに買収に可否を判断する見通しだ。
\VWは5月上旬、3社連合の実現に向けてMANを株式公開買い付け（TOB）を通じて買収する意向を表明した。MANを傘下に収めないと、3社の共同調達計画が独禁法に抵触して実現しないという事情があるためで、7月上旬までにMANの過半数株を確保した。
\VWによると、買収計画はすでにドイツ、米国、日本、メキシコ、トルコ、イスラエル、クロアチア、アルバニア、モンテネグロ、マケドニアで承認されているという。
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